森をつくる>草莽荘の森

古民家を中心としたプロジェクト、草莽荘の森

   緑のダム第4の活動にあたる地域活性化活動の一環として、新たな活動、相模湖畔の空き家の改修と間伐体験のためのヒノキ林演習場の確保に取り掛かった。4月に一度、現地を見せてもらう機会があり、この空き家、そして相模湖に面した斜面とその森を「草莽荘の森」と仮に呼ぶこととする。
 草莽崛起=明治維新の時吉田松陰のもと在野の志士が立ち上がり当時の体制を世界に向けた近代的な国家の体制を作り上げた精神である。  コロナの世に立上げるにふさわしいと考えた。吉田松陰は萩の村の庵より志を掲げた。私の尊敬する偉人の一人で、妻の出身地でもあり、その草莽を頂くことにした。草莽は相模湖畔の場合、”草むらに潜む若者の魂”とでも訳して頂くと良いかもしれない。ここから何かが起こることを祈念して。
 5月10日には、地主の岡本さんと長谷川大工(嵐山で乾燥小屋の手刻み指導をしてもらった技能士1級の大工)に建物の保存状態の点検をおこなった。
 その結果建物の躯体はしっかりしていることが判明したので、最小限の補修で行えるようだ。
 相模湖が広く見渡せる絶好の場所で約1,000坪の広大な用地である。建物は古く100年以上前からの建物であることも分かった。
 次回は、部屋の中にたまったゴミの破棄と、天井から床までの埃の掃除を行うことにした。
 続いて、5月17日では、緑のダム活動は休みなので、インストラクター仲間に手伝ってもらい部屋の掃除を行った。
 掃除の手順は上から、奥からの原則を守って計画的にコンビネーション良く順調のに進んだ。
 水と電気がまだ通じてないため、運んできた20リットルの水を使って雑巾がけを行って部屋の掃除を進めた。電気が通じれば掃除機が使え作業が進むはず。又電気が通じれば、沢の水をポンプで運ぶ水道が使えるので作業がはかどるはずだ。15時まであきらめずに作業を進め一応の部屋の掃除を完了することができた。
 長谷川大工には、杉板製の雨戸をサッシに変更する計画と、強風に耐えるための屋根の補強のための作業計画をお願いした。さすがインストラクターの的確な作業が成功の基であった。
 さらに24日。この日も絶好の天気に恵まれるが、気温が30度に近く上がる異常に熱い一日であった。コロナウィルスによる緊急事態宣言の解除が安倍総理大臣より全国に発せられた日である。
 川田代表、宮村副代表、高校生の阿部さん、石井さん、地主の岡本さんも顔をだして頂き、今日の目的は車で「草莽荘」まで登れるよう岡本さんから教えられた、旧林道を発掘し草と木を刈り、ユンボが通れるよう道を確保することだ。岡本さんの先導で旧林道を草刈り機で開いていった。昼の休憩では岡本さんより50年前の開拓団時代の話を聞かせて頂きながら歴史を学んだ。
 昼食のあと旧道開拓の続きをはじめ「草莽荘」までの道を確保できた。そこは、嵐山に至る東海道自然歩道に隣接しており、ハイカーにすれ違う林道で見ある。作業が終わり相模湖を望むと清々しい風が癒してくれた。
 次回は、車で「草莽荘」迄あがれ、仕事が図るような道路整備を行うつもりだ。そこには次の難題が待ち構えているのだ。
(ニュースレター2020年5&6月号より引用)