森をつなぐ>相模原市民桜まつり

相模原市民桜まつりで環境ブースを主催

 相模原市民さくら祭での環境ブースでイベント出展を行っています。本会だけでなく、NPO法人全国森林インストラクター神奈川会(JFIK)、学生連合ForestNova、一般社団法人さがみ湖森・モノづくり研究所、森林組合、住宅メーカーや、相模原市環境情報センターなどが共同でさまざまな体験型の出展を行い、毎年多くの参加者でにぎわっています。

 相模川上流から北部は、山梨・長野・富山・新潟と一大森林資源地に繋がり、下流は神奈川930万人に大都市が広がっており、宮ケ瀬ダムや相模湖ダムの水は、1200万人の人口の東京南部に供給されている。また、2年後には、圏央道が開通し各方面と(東関東・常磐・東北・上越・中央・東名)直結する。相模原市には、城山IC・相模原田名ICが出来る。新幹線・茅ケ崎寒川駅が近々、着工する。品川発、相模原橋本駅はリニア新線の最初の駅だ。そんなことで政令都市相模原市は、人・物・金・情報の集まる「内陸・ハブ都市」になると宣言した。
 政令都市になるに際して相模原市は、津久井郡4町(藤野・相模湖・津久井・城山)を合併し市域面積は一挙に3.6倍、森林率は58%になった。そこで当会は相模原市の地の利を生かした、「内陸・グリーンハブ都市構想」を政策提言した。相模原市はの「さがみはら森林ビジョン」はこれを前提に策定した。当会は、これを具現化・事業化するために森林広報・啓発活動も推進している。
[1]  先月3月17日に「NPO法人さがみはら環境ネットワーク会議」が「さがみはら森林ビジョン・説明会」を開催した。85人もの参加で会場は溢れんばかりとなった。ここで、森林担当課長が「森林ビジョン」の概略説明と、津久井郡森林組合の坂本専務理事が、旧津久井郡の森林状況を説明した。質疑応答では、森林のCO2固定化問題などかなり高度な情報のやり取りなどあって当市の環境問題に高さに意を強くした。
[2] 60万人以上の人出のある相模原桜まつりを毎年4月、開催しており今年で、第39回目を向かえる。当会は5年前から(昨年は3・11で中止)市役所横の第2駐車場2Fを借り切って森林広報を実施している。


2014年開催の様子を動画でご覧いただけます。

 今年は、相模原市、(社)国土緑化推進機構、(公)相模原市みどりの協会の後援を得て「実践・さがみはら森林ビジョン」をテーマに、民・産・官・学:15団体の参加協力を得て4月7日~8日、桜9分咲き・晴れ日の会場で入場者数、7500人~8000人を得て開催した。特に、森の駅推進協議会、相模原市林政幹部、市議会との森林・林業に関する意見交換は有意義であった。津久井郡森林組合(相模原市)と北都留森林組合(山梨東部)と県境を繋いだ協働・連携出展は、画期的なことであった。
[3] 次いで、4月23日には、主催(公)相模原市みどりの協会が事業の具現化に向けて意見交換会を開催する。「内陸・グリーンハブ都市」に向けて胎動が始まった。

本会ニュースレター2012年5月号より